不用品回収 東京の効果
不用品回収は遺品整理や粗大ゴミなどを回収しています。なかなか捨てることができない不用品を回収します。
現実には自転車に乗ってこまめに巡回してもらえるほど警察官の数を増やすことができず、大都市ではパトロールカーを使っているのが現状である。
その意味で、大都市では3階以上のワンルーム・マンションは、不用心だといえるかもしれない。
犯罪の話を象徴的に取り上げてきたが、外国人や新しいものが次々に入ってくることによって、大都市はどんどん「ええかっこしいの姿」になっていく。
高層のワンルーム・マンションなどでの一人暮らしの人が急増する中で、生活の場の安全を維持管理する能力は低下してきているといえる。
高層住宅の多いシンガポールは、その割にはかなりしっかりと安全が維持されているが、それはシンガポールでは、非常に統制の取れた儒教的な価値観が残っているからだと思う。
そうでなければ、整然と維持管理することはなかなか難しい。
しかし、あまりにも整然とした都市というのは、長くいると息が詰まりそうになることも確かである。
その意味で、後にも触れるが、私は都市にはある程度の雑然さも必要だと考えている。
ところで、都市空間の維持管理については、道路や橋、家屋などの補修といった建築的な問題のほかに、一人世帯や二人世帯が多くなり、外国人が増え、さらに警察官の職業意識が変化してきているという状況の中で、どう考えていけばよいかという問題がある。
わが国でも職業選択は易きにつくきらいがあり、聖職といわれる警察官や消防士、看護婦などの職業は、昔に比べて若者たちの気持ちをとらえることができなくなっている。
おそらく30年前に警察官や消防士、看護婦を志したと同じ若い世代の人たちは、現代では別な職業を求めているのではないだろうか。
現代の大都市社会では、きつい、危険といったこれらの職業の大変さが受け入れがたいこともあってか、その役割は相対的に衰えてきていると思われる。
私は、大学の工学部で教えていたからわかるのだが、現代の若者にとっては、職業の選択も一種のファッションになってきている。
もっと違う職業を選択したほうが社会全体にはプラスになるはずの人間が、マスメディアなどの影響を受けて、世の中の雰囲気に流されてしまう。
こういう無駄が起こるのも自由主義社会なのであるが、そう考えると、大都市の安全の維持管理というのは並大抵なことではできない。
一人世帯や二人世帯の維持管理を、警察官や消防士、看護婦などに「おんぶに抱っこ」してもらうのではなく、自らで管理できるような都市環境にしていかなくてはならないからである。
ところで、大都市に集まる人間というのは、もしかしたらどこかに何かが欠けた部分、満たされない部分を持つ人間なのかもしれない。
それが何であるかは人それぞれであるが、そうした部分を持つ人間は、大都市に特有の少し悪そうな雰囲気を求める傾向があるようだ。
ものすごく悪いのではなく、悪の一歩手前というか、粋さを感じさせる程度のその代表的な例が博多の屋台群だといえよう。
お上が人為的につくったのではなく、皆がつくった出会いの空間が、都市のあちこちに埋め込まれているということを、私たちはもっと考えなくてはならない。
このような空間があるからこそ、逆に、都会の人間は健全な生活が営めるのである。
東京の私鉄の駅前には、大都市ならではのいい雰囲気を持った街がある。
若者たちには下北沢や吉祥寺の人気が高く、一方、独り者のサラリーマンが安心して出掛けられるのは東横線の都立大学や京王線の下高井戸、中央線の高円寺などだろう。
昔から村社会には、村社会の窮屈さに耐えかねた人間が逃げ込める場所がいつも用意されていた。
それは例えば、祭りであったり、寺の縁目だったりしたわけで、村の中にも、あるいは村の外としての城下町や門前町にも存在していた。
村社会で暮らす人間が、日常的に息抜きをするのが中心集落で、中心集落から少し離れた地方都市に行けば村の悪口さえ言うことができた。
中心集落も地方都市も、村社会の一つの部品として存在していたのではないかと思う。
現在の大都市の構造の中に、村社会的な集落構造をピルトインせよというわけではないが、村社会からの逃げ場として求められていた中心集落や地方都市などの一種混沌とした空間を、大都市の駅前にもつくっておくことができれば、一人世帯や二人世帯などの家庭の人間にとっては非常にありがたい場所となると思う。
そして、そういう場所は現に東京の中につくられてきた。
自分の実際の生活は隠したまま、酒を飲んだり、遊んだり、喋ったりできるところを大都市の生活者は望んでいるのだ。
またそのような場所は、今後二十一世紀に向かってより求められ、必要とされてくると思う。
私はこのように、基本的にはある程度混沌とした大都市・東京を肯定しているが、市街地には、もっとこまやかな形の集合住宅が広がることを望んでいる。
具体的に言えば、住宅公団や間のディベロッパーが1000坪ないし2000坪の土地を確保し、そこに200世帯も入居できるマンションを二棟つくるよりは、個人が50坪なり100坪の土地を持って、そこに10世帯が入居できるぐらいの3階建ての集合住宅がつくられるほうがいいと考えている。
このような小さくても質のよい集合住宅なら、安いコストでも安全を維持管理していくことができるはずだからだ。
そして、元気な高齢者がそのアパートを管理するという形ならなおよいと考えている。
元気な高齢者が一人暮らしの若者に関心を持ってくれれば、彼らが何かトラブルを起こしても解決可能な人的資源となってくれるはずである。
このように、両者がうまく関心を持ち合うことができれば相互扶助となり、社会学者がいうところの「個人が埋め込まれた東京」への解決策となるかもしれないとひそかに期待している。
二十一世紀の都市のあり方について、先進各国の都市計画家たちは以下のように言っている。
混沌とした大都市には、さまざまな層の人間が混ざりあって、一人ないし二人世帯など、あまりバランスがよいとはいえない家族構成で暮らしている。
しかし、彼らが相互扶助できる社会を作り上げることができれば、安全の維持管理能力を保った生活空間になるはずだ、と。
大都市の家族構成において、3人、4人世帯が当たり前だった時代はもはや終わりを告げている。
そこで、交通網を整備し、病院や公園を増やすことと同時に、一人世帯や二人世帯を生活者の中心に据えた発想の転換を行なうことが大切になってくる。
そのさまざまな議論を通じて、二十一世紀の東京も面白い都市となるのではないかと思うのである。
私が初めて住んだ大きなまちは東京である。
そんな私がまちの話をするのはおかしなものと思われるかもしれないが、思いついたことをいくつか述べていきたいと思う。
私は17歳のときに初めて北極探検に行った。
その後何度か北極探検に行ったのち、22歳のときに東京にやってきた。
30年以上も前のことである。
私が東京にやってきた目的はごく単純なもので、空手の黒帯欲しさであった。
それまでの私は、大きなまちというのは非常に危険な場所で、住むには怖いところだと思っていた。
私の故郷イギリスに初めてまちらしいまちができたのは、二千年前、ローマ帝国に支配されたときだ。
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